Rviewerのマニュアル

【基本的な使い方】

1)EXCEL等でデータを作成します。
  データの入力形式は、下記のとおり主にマトリックス型(行列型)と分類型の2種類あります。
2)作成したデータをRviewerに取り込みます。
     取り込み方法には、ファイルを指定する方法、及びクリップボードを介して取り込む方法があります。
3)該当する分析をメニューから選択し、分析を行います。

【データの入力形式】

データの形式には、主にデータを分類する必要のないマトリックス型と、データを分類するために分類変数を使用する分類型があります。
分析手法により、いずれかの形式でデータを作成します。

マトリックス型
通常の行列形式のデータ形式です。

売上高 広告費 販売促進費 人口
2,350 255 125 662
1,356 124 66 445
3,955 456 412 956
785 92 102 124

 

分類型  
2群以上のデータを分類するために、分類変数を使用したデータ形式です。
分類変数に漢字、全角文字は使用できません。半角英数字で記入します。

2群の場合(性別:分類変数)[男:1 女:2]
性別 得点
1 88
1 75
1 56
2 79
2 92
2 68
3群の場合(都市:分類変数)[1:東京, 2:名古屋, 3:大阪]
都市 売上高
1 567
1 756
2 489
2 675
3 915
3 794

<分類型のデータを使用する分析手法>

各種グラフ、2標本t検定、一元配置分散分析(対応なし)、二元配置分散分析(対応のない場合、混合計画)、分散比の検定(F検定、バートレット検定、ルビーン検定)、マンホイットニのU検定、クラスカルウォーリス検定

 

【使用例】

 例1)EXCELデータの取り込み

EXCELで作成したマトリックス型のデータをクリップボードを介して取り込む

EXCELで作成した分類型のデータをクリップボードを介して取り込む

例2)2標本t検定(平均値の差の検定)

新製品の好感度について10点満点にて調査した。男女別各10人の評価は次の通りである。男女間における評価の違いは見られるか。

性別 №1 №2 №3 №4 №5 №6 №7 №8 №9 №10 平均
男性 7 3 8 5 9 2 5 7 6 9 6.1
女性 6 4 7 3 6 3 6 6 4 8 5.3

EXCELでデータを作成し、クリッポボードを介してデータを取込み2標本t検定を行う。

例3)線形回帰分析

駅前コンビニの売上高(百万円/月)と、それに影響を与えると思われる要因である乗降客数(千人/日)、取扱品目数(品)のデータについて線形回帰分析を行う。

売上高 乗降客数 取扱品目数
1 130 93 150
2 290 234 311
3 235 250 182
4 260 260 245
5 140 119 149
6 173 180 160
7 135 151 98
8 190 192 180
9 220 273 113
10 181 185 105

 

EXCELでデータを作成し、クリッポボードを介して取り込み線形回帰分析を行う。

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