統計検定2級対応講座(2日間コース)

講座の概要

 近年、経営戦略の決定、マーケティングや生産管理において、「データ分析」が重要視されています。
 「統計検定」とは統計に関する知識や活用力を評価する全国統一試験です。「統計検定2級」は、現状について問題を発見し、その解決のために収集したデータから、仮説構築と検証を行える統計的分析力と、新知見獲得の契機を見出す統計的問題解決力が求められますので、「統計学」のビジネスへの活用における必須の知識を身に付けられます。
 統計検定の受検をお考えの方、ビジネスへの活用のために検定の内容程度を理解したい方に、本講座へのご参加をお勧め致します。(高度な数学の知識は不要です。)

担当講師

伊藤嘉朗

講座の進め方

・統計理論の重要度、優先度を勘案し、効率的、合理的に学習します。
・難解な講義方式ではなく、興味の持てる具体的な事例、確認のための練習問題を活用しながら進めます。
・過去に出題された問題の演習により出題のポイントを押さえ、正答率を高めます。
・Rによる分析結果を用いた演習を行います。(Rによる分析結果(英文表示)に対する設問について頻繁に出題されます。)
・受講後の質問にもメール対応致します。(対応期間:受講後1ヶ月間)

講座の内容

1 データの記述と要約
 1-1 量的データの分布(ヒストグラム、ローレンツ曲線、ジニ係数)
 1-2 分布の特徴を示す指標
    平均値、分散、標準偏差、変動係数、Z値、中央値、最頻値、範囲、四分位範囲
 1-3 量的データの要約とグラフ表現(箱ひげ図、棒グラフ、円グラフ)
 1-4 2変数データの記述と要約(散布図、相関係数)
 1-5 時系列分析(指数、幾何平均、コレログラム)

2 確率と確率分布
 2-1 事象と条件付き確率、ベイズの定理
 2-2 確率変数と確率分布、期待値と分散
 2-3 離散型確率分布(2項分布、正規分布)、標本分布(カイ二乗分布、t分布)

3 統計的推定
 3-1 母集団と標本
 3-2 標本調査と抽出方法
 3-3 区間推定
 3-4 1標本の場合
    母平均推定、母比率の推定
 3-5 2標本の場合
    母平均の差の区間推定、対応のある母平均の差の区間推定

4 統計的仮説検定
 4-1 仮説検定の考え方
 4-2 仮説検定の構造
    帰無仮設、対立仮説、有意水準、有意確率、片側検定、両側検定
    第一種の過誤、第二種の過誤
 4-3 1標本の場合
    母平均の検定(母分散既知の場合、母分散未知の場合)
    母比率の検定
 4-4 2標本の場合
    母平均の差の検定、母対応のある母平均の差の検定
    母比率の差の検定
 4-5 適合度検定・独立性の検定

5 線形モデル分析
 5-1 線形回帰分析
    回帰係数の区間推定・検定、自由度調整済み決定係数、重回帰モデル
 5-2 一元配置分散分析、二元配置分散分析

(内容は一部変更になる場合があります)

※受講には電卓(ルート付き)が必要です。

<テキスト>
◆テキストはご自身でご購入ください。
・改訂版 日本統計学会公式認定 統計検定2級対応 統計学基礎
  日本統計学会編,東京図書,2015年12月,2200円+税
・統計検定2級公式問題集 2018年~2021年
  実業教育出版 1800円+税

【特記事項】
・本講座の受講により統計検定の合格を保証するものではありません。
・本講座は重要度、優先度による合理的、効率的な学習を目指しますので、統計検定2級の出題範囲のすべてを含んではいません。
・講義の録音や撮影などはご遠慮ください。
・途中受講、欠席による返金は致しておりません。

受講者アンケート

非常に分かりやすく教えて頂きました。

統計学は初めてでしたが、なんとかついて行けました。

テキストの順ではなく、理解しやすい順番で講義がありとても分かり易かったです。

ポイントを押さえた説明と過去問で確認する方法はとても理解しやすくいいと思います。

演習に実際にRを使ったので、過去問に出題されるRの出力を実際に経験でき、ハードルが下がったような気がします。

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