回帰分析入門
担当講師 | 伊藤嘉朗 |
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場所 | 株式会社データサイエンス研究所セミナールーム 〒102-0093 東京都千代田区平河町2-5-5 全国旅館会館B1F【GoogleMap】 |
定員 | 15名 |
申込締切 | 開催前日もしくは定員に達した時点 |
セミナーの概要
マーケティング、製品開発、研究部門等において、2群以上のデータの関係を把握する方法として「回帰分析」は非常に有用な手法であり、よく用いられています。また、近年、ビッグデータの活用がトレンドになり、多くのデータをどのように分析し、課題解決や判断に活用するかが求められるようになりました。「回帰分析」は、このビッグデータに対して大きな威力を発揮する手法です。
「回帰分析」を行うことのできる様々なソフトウェアはEXCELをはじめ様々登場し、手軽に活用することができるようになってきました。一方で、そのソフトウェアの根底にある原理、しくみを理解することが活用・応用のために重要であることは言うまでもありません。
本コースでは、「回帰分析」の考え方のエッセンス、分析方法、分析結果の見方について分かりやすく解説します。「回帰分析」の学習により、数値の背景にある本質を読み取る実践力の習得を目標とします。
より理解を深めていただくために、演習には受講者各自1台ずつPCを用いた実践的な演習を行います。また、演習には、EXCEL及び分析ソフトウェア(Rviewer)を用いますので、受講後に、そのまま業務に活用できます。
(数学の知識は特に必要ありません。)
対象者
・多くの測定項目の中から関係性の高い項目を見つけ出し、その正しさを明らかにする手法が知りたい
・ビッグデータ分析に回帰分析の適用を考えている
・回帰分析を使う機会が増えてきたが、根本的なしくみを理解できていない
・主観による分析が多く、仮説・検証の精度の低さが課題である
受講費用
48,600円(税込)
学習内容(キーワード・内容)
1.回帰分析のための基礎知識
平均、分散、標準偏差、偏差値、正規分布、t分布、有意確率
1)バラツキの重要性と活用方法
2)正規分布、t分布とは
3)検定のしくみ
2.相関分析
ピアソンの積率相関係数、順位相関係数、相関比、クラメールの連関指数
1)相関関係と散布図
2)各相関係数のしくみとデータに合わせた適用方法
3)相関関係と因果関係の違い
4)交絡要因と偏相関係数
<事例>
・支店別広告費と売上高の関係
・人口の影響を除いたときの広告費と売上高の関係
・プロ野球解説者の予想結果比較 等
3.重回帰分析
回帰式、最小2乗法、偏回帰係数、決定係数、t検定、標準偏回帰係数、マルチコ、ダミー変数
1)回帰式の求め方と基本的な解釈法
2)最適なモデルを求める方法
3)ダミー変数を用いた重回帰分析
4)交互作用項を含む重回帰分析
5)ビッグデータに対する重回帰分析
6)重回帰モデルの実践的解釈
<事例>
・中古車における走行距離と車両価格
・駅前コンビニの売上高と乗降客数、取扱品目数
・支店別売上高と宣伝広告費、営業員数、世帯数
・成約件数と訪問回数、営業員性別
・顧客満足度と機能、デザイン、顧客性別
・通販における売上高とDM発送数、顧客属性 等
4.ロジスティック回帰分析
2値データ、回帰式、オッズ比、信頼区間、ダミー変数、交互作用
1)ロジスティック回帰のしくみ
2)回帰式の求め方と解釈
3)オッズ比の意味と活用方法
4)ロジスティック回帰モデルの実践的解釈
<事例>
・訪問回数と契約の成否
・解約の有無と営業方法 等
その他、理解を深めるための事例を取り上げる予定です。
(セミナーの内容は変更される場合があります)
セミナー終了後、希望される方には様々なご相談も可能です。