ある洋菓子チェーン店はすべての店舗が駅前に立地しています。 各店舗の売上高(万円/月)と、それぞれの駅の平均乗降客数(十人/日)を調査したところ、次の結果を得ました。 駅の平均乗降客数を独立変数、売上高を従属変数とする単回帰分析を行い、駅の平均乗降客数が売上高に与える影響について検討してみます。
回帰式は次のようになります。 売上高=94.585026 + 0.555 × 平均乗降客数 平均乗降客数の偏回帰係数は、t検定の結果有意確率は0.0054と有意であり、また、自由度調整済み決定係数0.419から、求めた回帰式を用いることにより、約41.9%説明できることがわかります。
コーヒーショップの各月のアイスコーヒーの売り上げ杯数を来店客数から予測するとしましょう。 そこで、来店客数を独立変数、アイスコーヒーの売り上げ杯数を従属変数として、単回帰分析によって得られた回帰式から予測が可能かどうかについて検討してみます。
分析の結果、売り上げ=-57.91821 + 0.52227×来店客数という回帰式が得られました。来店客数の偏回帰係数はt検定の結果、有意確率は0.00421と有意であり、また、自由度調整済み決定係数0.53353から、この予測式を用いることにより、約53.4% 説明できることがわかります。